財務省は18日、千円札に印刷されている記号と番号の色を平成31年3月18日発行分から、現在の褐色から紺色へ変更すると発表した。近く、記号と番号の129億6千万通りの組み合わせを使い切る見通しとなり、同じ色で発行し続けることができなくなるため。
千円札の記号と番号の色が変更されるのは、16年から発行されている現在の紙幣となってから、23年以来8年ぶり2回目となる。発行当初は黒色だったが、23年の1回目の変更時に褐色となった。
記号と番号は、数字と紛らわしいIとOを除くアルファベットを先頭に1つか2つ置き、次に000001~900000までのいずれかの数字を配置、さらに末尾に、IとO以外のアルファベットを1つ記している。
千円札以外では、一万円札が前回の千円札と同時に変更され、五千円札が平成26年に変えられた。今後の変更の予定はまだないという。