2011年7月19日、10000円札と1000円札の記番号の色が変わります。
お札の記番号とは、表面の「日本銀行券」の上と、肖像画の下に印字されているアルファベットと数字。現在使われているのは黒色から、褐色(暗い黄赤)に変更されます。
色変更は財務省によって行われます。同省理財局によると、記番号は「アルファベット1文字+6けたの数字+アルファベット1文字」、もしくは最初がアルファベット2文字のものが使われ、全部で129億6000万通りあるそうです。色変更はその組み合わせをすべて使い切ると行われ、色を変えることで同じ記番号でも判別できるようにするためとのこと。
お札が現在のデザインに変更(改刷)されたのは2004年。その1世代前、1984年改刷の1000円、5000円、10000円札は93年に記番号の色が褐色に変更されました。今回もそれにならったそうです。大胆な色の変更はしないことでお札のデザイン性を保つ理由もあるとか。
色変更後も、現在の黒い記番号のお札はそのまま使うことができます。なお、褐色の記番号の組み合わせもすべて使い切ってしまった場合は、再び色変更を行うか、お札自体を新しくするとのことです。