1948年(昭和23年)、津軽錦は絶滅種となった。この時に既に、キンランシ(金蘭子)、マルコ、オオサカランチュウといった各品種が相次いで絶滅しており、問題となった。これらにより、残ったトサキン、イズモナンキン、ジキンといった地方種が天然記念物に指定された。
復元種を作る為、アズマニシキが選ばれ、ランチュウと交配を続け、平成になった頃(1990年代)に現在のツガルニシキが復元された。当初は日本産オランダシシガシラを使用することが企図されたが、中国産に圧されて使用ができなかった事からアズマニシキが採用され、その影響でキャリコ柄の個体も散見される。
寒冷な気候には強いが、暑さには非常に弱いため、飼育の際には注意が必要。現在は、青森県青森市の浅虫水族館などで鑑賞可能である。