津軽錦石とは、青森県津軽地方で採れる、メノウや碧玉、珪化木などの磨くとツヤの出る美しい色彩の石。どのような石か、明確に定義されているわけではない。
津軽錦石の色彩石系には、瑪瑙、玉髄、ジャスパー(相馬の赤石や狭義の錦石など)、錦珪化木などがあり、紋石系には、鹿の子石、花子石、岩崎花紋石、銀花石などがある。
錦珪化木は、木の化石が一部あるいは全部ジャスパー化して美しい色彩になったもの。
紋石系も珪酸成分が多く、鹿の子はとくに質がよくジャスパーや瑪瑙そのもの。
このように「津軽錦石」がややこしいのは、宝飾屋さんが青森県の色彩石、紋石系を「津軽錦石」に統一しブランド化を目指したことによる。