(6) 帰途につく
雲が厚くなったので撤収を始めました。撤収が終わった頃、やっと太陽が顔を出しましたがもう見られません。小田原から町田方面に行くのは初めてですが、結構閑散とした駅を急行で通過しました。やがて町田で降りて毎日行かなければならない出先に向かいました。
朝8時前までいた名古屋方面は、その後快晴となり結構暑くなったそうです。曇られると気温が下がるのですが、夏至も近いので直射日光はやたら熱く感じます。その名古屋には知り合いがいて、1995年10月24日阪急交通社タイ皆既日食ツアーで御同行したMさんが住んでいます。元々山手線の内側に住んでいた方ですが、何度か渋谷の五島プラネタリウムでもお会いしたことがあります。転勤で神戸から名古屋に移り、現在名古屋市科学館でボランティア活動をしています。
右写真はMさんから戴いた画像です。太陽望遠鏡から投影された直径194cm太陽像を通過する6cmの金星。脇にあるコインは10円玉です。今回の紀行文では、画像掲載に御快諾戴きまして誠にありがとうございましたm(_ _)m
今回の金星太陽面通過は、前回の稚内まで遠征した金星の太陽面通過で撮ることが出来なかった第三接触を撮ることが出来ました。第四接触は雲の中でしたが、もう生きているうちに見られないので贅沢は言いません。見られただけでも良しとしましょう。
右写真は、拡大した金星太陽面通過第3接触の様子です。光学系が弱いのか、画像が荒れてしまっています。
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