■金星と水星、見かけの大きさを地球から調べると…
太陽の視半径は15´59"64で月の視半径は15´32"58です。また、金星の視半径は30"16で水星の視半径は5"49です。これらは全て地球から見た平均の視半径です。直径に直すと金星は1´00"32で太陽は32´00"8となり、金星は太陽より100分の3ほどの大きさと言えます。これは木星よりも見かけの大きさでは金星が勝るので、金星の約6分の1の大きさしかない水星の太陽面通過より遥かに見ごたえのある現象となります。日食の食分だと3.125%となります。ちなみに水星の場合を日食の食分として計算すると0.52%となります。数値は比例で計算しました。
下の画像では太陽の黒点が灰色っぽく見えるのに対し、金星と水星は完全な黒の影が見られます。
実際の大きさは金星の直径が12104kmで、水星の直径が4880kmです。少しややこしいのですが、あくまでも地球から見た惑星の見かけの大きさについての話です。