冷やしシャンプーは、1990年代後半に山形県山形市で開発された洗髪方法、および、使用される洗剤のことで、冷蔵庫や氷などで冷却したメントール系シャンプーを用いて客の洗髪を行う理容室等でのサービスである。頭にのせたかき氷にシャンプー剤にかけて行う場合もある。
山形県理容生活衛生同業組合の有志でつくられた「山形県・冷やしシャンプー推進協議会」が、夏の風物詩である冷やし中華の販売促進方法にならったブランド展開を行っている。
1990年代後半に山形県山形市の理容店「メンズサロンヘアリズム」(大沼幸市経営)において夏季限定のサービスとして始まった。当初は「クールシャンプー」と称し、冷蔵庫で冷やしたシャンプーを使うサービスだった。
冷やし中華の販売促進で用いられるのぼりの決まり文句「冷やし中華はじめました」にならって、店舗横に「冷やしシャンプーはじめました」というポップを貼ったところ「かわったポップがある」と地元ラジオ局や地元テレビ局に問い合わせが殺到した。その後、大沼が毎月担当しているコラムで理容業界新聞「ザ・セントラル」に「冷やしシャンプー」の事を掲載すると理容業界内で広がり始め、全国理容生活衛生協同組合連合会のキャンペーンによって全国の理髪店・美容店に広がった。