弘前市 チーム「桜守」〝桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿〟のことわざ通り、元来、桜は切り口から病気にかかりやすいため、大胆な剪定はタブーと考えられてきました。ところが55年前、樹勢が弱っていたシダレザクラに、枝を深く切る強剪定を施したところ樹勢が回復。これを機に弘前公園の桜は剪定されるようになりました。リンゴの栽培技術を参考にした〝弘前方式〟と呼ばれる管理方法です。
木には枝を切ると植物ホルモンの働きにより、新たに若い枝を伸ばす性質があり、それを利用したものです。切り口から菌が入るのを防ぐため、墨を混ぜた薬剤を塗っています。この弘前方式により、多くの桜が守られてきました。
弘前公園 外濠の桜並木