サーク島(Sark)は、イギリスの王領植民地であるチャンネル諸島に属する島である。16世紀にエリザベス1世から島の統治権が領主に与えられ、当時の地主40人が議員となり、議会を独占する体制を確立する。以降約450年間もの間、封建制による自治を存続する。人口は600人。
チャンネル諸島のガーンジー代官管轄区に属する島であるが、オルダニー島と同様、サーク島独自の法律や自治権を持っている。なお、連合王国には所属しない。
自動車の使用が禁じられており、島民と観光客は馬車かトラクターと自転車で移動する。そのためバスや消防車、救急車もトラクターがけん引するものになっている。舗装道路や街灯などは基本的には無い。観光名所となっている断崖絶壁の道だけ、唯一コンクリートによって舗装されている。標識も目的地までの距離ではなく、目的地まで徒歩で何分かかるかで表示されている。