デンセンマン(電線マン)は、1970年代半ばにNET(現・テレビ朝日)系列で放送されていたバラエティ番組「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」に登場したキャラクター。
ニューギニアの火力発電所から100万ボルトの送電線にのって日本にやって来た。全身白と黒の横縞模様で、表が黄色、裏地が赤いマント(雀が3羽留まっている)を身に着けている、側頭部には耳の代わりに2本の電柱を模した柱のようなものがあり、がいしとおぼしきパーツが左右に4個ずつ、計8個飛び出している。
番組内のコーナー「キャンディーズの作法教室」に、伊東四朗扮する「ベンジャミン伊東」と、小松政夫扮する「小松与太八左衛門」と共に乱入するというスタイルで現れ、電線音頭を踊って立ち去る。「乱入」の体裁をとってはいるが、作法教室は単なる前フリである。キャラクターデザインは仮面ライダーを手がけた石ノ森章太郎で、石ノ森の手がけた超神ビビューンを思わせるヒーロー然としたデザイン。デンセンマンと小松はベンジャミン率いる「電線軍団」の一員という設定だが、具体的にいかなる目的で結成されたのかは謎である。
『デンセンマンの電線音頭』 作詞:田村隆/作曲:不詳/編曲:東海林修