Windows XPは、マイクロソフトが2001年に発表したWindowsシリーズに属するオペレーティングシステム(OS)である。XPは「経験、体験」を意味するexperienceに由来する。
米国の調査会社Net Applicationsによると、2014年3月における世界のOSシェアはWindows XPが27.69%であり、首位の座をWindows 7(48.77%)に明け渡したものの、XPが要求するハードウェアが既に全サポートを終了したWindows 2000ほどではないが、一応の低スペックであるため(後述参照)や、アプリケーションソフトによっては後継Windowsに対応していないなどの理由から、依然として根強いシェアがあり、一部のインターネットオークションや中古販売においてWindows XPリテールパッケージ版は後発のWindows Vista、およびWindows 7、Windows 8、そして2014年1月時点で最新WindowsであるWindows 8.1より高額で取引されることも決して少なくない。
2014年4月8日(米国時間)を以て延長サポートの打ち切りがマイクロソフトからアナウンスされている。日本時間だと本日2014年4月9日を以て延長サポートの打ち切りとなる。
2014年4月8日を以て延長サポートが切れると更新プログラムの提供が打ち切られるので、マイクロソフトはWindows 8.1、もしくはWindows 7への早めの移行を呼び掛けている。しかし中小企業などでは会社内のネットワークシステムをデファクトスタンダードだったXP向けに構築している会社も非常に多く、予算不足などから思いのほか移行が進められていない会社も少なくない上、Windows 8/8.1のユーザーインターフェースの操作性がスマートフォンやタブレットの操作性に似ているため、特に中高年の保守的なベテラン社員がなじめないことなどを理由に、システム移行に反発している企業があるのも事実である。