青森放送株式会社は青森県を放送対象地域とする放送局である。略称のRABは開局当初「ラジオ青森」(Radio Aomori Broadcasting) だったことに由来する。
筆頭株主は県域紙の東奥日報社。経営や『東奥日報ニュース』などの報道で特に深い関係にある。日本テレビ系列でありながら読売新聞グループ本社(読売新聞東京本社)・日本テレビとの資本関係は今日に至るまでないが、報道関係では選挙に関するアンケート調査などをRAB・読売新聞共同で行うことがある。青森テレビに読売新聞との資本関係あり。かつてはテレビ朝日系列にも加盟していたが、朝日新聞社・テレビ朝日との資本関係も今日に至るまで同様にない。在青各局に共通して青森県に系列局のないテレビ東京やフジテレビの番組も一部番販ネットされている。
テレビとラジオで放送されている長寿番組『RABニュースレーダー』は、ローカルテレビ放送局における夕方のニュース番組の草分け的存在とされている。ラジオはJRNとNRNのクロスネット局、テレビは日本テレビ系列(NNN-NNS)に加盟。1975年(昭和50年)に青森テレビがANNを離脱してから1991年(平成3年)10月に青森朝日放送が開局するまではANN(テレビ朝日系列)とのクロスネット局だった。
呼出符号はテレビJOGR-DTV(28ch)、ラジオJOGR(1233kHz)である。JOGRは過去に九州朝日放送の前身である西日本放送(現在存在する西日本放送とは別)が取得したが、失効している。2007年(平成19年)4月まで社員として勤務していた伊奈かっぺいは、マルチタレントとして全国的に有名である。