
遠い神代の昔から宿敵同士の猿飛三郎と犬丸丸夫は、それぞれトヨトミ電機と徳川ムセンというライバル会社の調査室、産業スパイの所属する課に入社し、互いに激しいスパイ合戦を繰り返す。
ある日犬丸は婚約者のみどりと共に、徳川ムセン専務の秘書和子と外出した猿飛を追いかけるが、二人とも彼女と喧嘩して置いてけぼりにされてしまう。その帰りに知り合ったバーのマダム真奈子の店で二人は仲直りするが、その席でお互いの会社が立体テレビを開発していることを知る。何としても相手より先に立体テレビを完成させたい重役たちは各課に奮起を促すが、その影では立体テレビの設計図を狙う国際的な産業スパイが動き出していた…