ハウス・ミュージック(house music)とは1977年にアメリカ合衆国シカゴで誕生した音楽ジャンルの一つ。単にハウスと呼ばれることが多い。シカゴのゲイ・ディスコ「ウェアハウス」が発祥とされている。80年代末~90年代にかけて、ハウスの中心地はシカゴからイギリスに移ったが、イギリスでは様々な音楽との混合が試みられ、現在(2007年)ではアレンジ上の一手法として世界的に普及している。ハウスはヒップホップ(hip hop)と併せてニュースクール・ミュージック(new school music)と呼ばれる。
ハウスはソウルやファンク・ディスコのリズムにラテン音楽のリズム(特にピアノやパーカッションのパターン)の融合により誕生し、特徴としては極めて短い同じ音、同じメロディーラインを何度も何度も繰り返す小節が、曲の随所に見られ、聴く者に陶酔感を与えることにある。また殆どがアップテンポなリズムで、BPM(beats per minute;音価の項参照)にしておよそ120前後のテンポをとる。90年代初頭にはダウンテンポの、さらに90年代中頃にはアップテンポなハウスミュージックも誕生し、ダンスミュージックの一形態に止まらない広がりを見せている。
ハウスは、テクノの各ジャンルと音楽の内容や特徴がよく似ていることが多いため、しばしば混同されやすい。テクノの項を参照すれば分かる通り、テクノはシカゴハウスから派生したハウスの一種だった。ハウスとテクノ双方がジャンル的に拡散・融合が進んでいることもあってその区別は難しく、分類が不可能なミュージシャンも多数存在する。
このように弊ブログで扱っている音楽ジャンルも、全てハウスから派生していると言っても差し支えない。
分類上、ハウスとなっている楽曲をこのジャンルでは紹介します。最初はOpus Ⅲの楽曲からお楽しみ下さい♪