龍泉洞は、日本の岩手県下閉伊郡岩泉町にある鍾乳洞。総延長約1200m(日本の洞窟中第62位)。高低差約249mは日本の洞窟中第5位。秋芳洞(山口県美祢市)・龍河洞(高知県香美市)と共に「日本三大鍾乳洞」の一つに数えられる。地底湖は龍泉洞地底湖の水として1985年(昭和60年)名水百選のひとつに選定された。
実際の全長は2.5km以上とも5km以上とも言われている(平成24年11月現在で3631mまで確認されている)が、1968年(昭和43年)に洞窟探検家が潜水事故を起こして以来、調査されていないので、あくまでも予測数値である。水深98mの第3地底湖、120m以上ある第4地底湖(未公開)等、全部で7つの地底湖を持っていることで知られている。
龍泉洞の水は世界でも有数の透明度を誇っていることで有名。これは地下深くに潜り込んだ沢の水が、地底湖で湧出するためである。良質の腐植土によって濾過され、地中の石灰質を多く溶かし込んでいるので、味がしっかりとしたものとなっている。