青森県西目屋村のブナの里白神公社は1月27日、村産のリンゴやソバなどの雪室貯蔵を同村の物産センター「ビーチにしめや」駐車場で始めた。3月30日に掘り起こす予定で、リンゴは贈答用などとしてビーチにしめやで販売する。
農作物などの雪室貯蔵は今回で7年目。今年は有袋の「ふじ」6千個、ソバ45キロ、大豆60キロなど、リンゴ箱78個分を貯蔵。試験的に、昨年から販売している同村産の日本酒「山助」も加えた。同公社の角田克彦支配人によると、雪室に入れることでリンゴは酸味がまろやかになり、甘みが引き立つという。
貯蔵作業では、駐車場に積まれた雪山の一部を重機で崩し、スペースを確保。同公社の職員が農作物などが入ったリンゴ箱を手際よく積み、最後に重機で雪をかけた。角田支配人は「雪室リンゴのファンも増えている。期待を裏切らないよう、うまくいくことを祈りたい」と話した。
リンゴは「白神雪ん子りんご」として、贈答用約5キロで5500円(送料、税込み)、3~5個入りの袋詰めを500円~(税込み)で販売。ソバは5月の大型連休に「雪室白神十割そば」としてビーチにしめやで提供。
東奥日報の記事より抜粋