2008年~2009年に衛星放送を送出する会社に勤めていて、中継の色合わせを教わったことがあります。映像を作成される方なら一度は通っている道です。
単純に言うと、ベクトルスコープに表示されている色に近くするため、コンポジットベクトル(左)からオリジナルベクトル(右)へ修正しています。この際、カラーバーで彩度も確認するので放送業界にとっては放送前の必須アイテムでした。
実際には機械の不具合などがあり、なかなか所定の位置にカラーが届きません。□の中にベクトルが入ればそれでいいのですが、ツマミを捻りながら何とか□の中にベクトルを合わせていきます。ある程度□の中にベクトルが収まればそれで正常なカラーで送出されるで、そのカラーで中継に使っています。