かわいいコックさん
棒が一本あったとさ(横に短い直線)
葉っぱかな(葉っぱにする)
葉っぱじゃないよ カエルだよ(目玉をつける)
カエルじゃないよ アヒルだよ(顔を囲むように)
6月6日に 雨ザアザア降ってきて(数字の6を手に)
三角定規に ヒビいって(三角に線)
アンパン二つ 豆三つ(アンパンは耳、豆は服のボタン)
コッペパン二つ くださいな(両足(靴)をつける)
あっという間に かわいいコックさん
(コックさんの帽子をかぶせる)
「コックさん」または「かわいいコックさん」は、「棒が一本あったとさ」の歌いだし、または曲名でも知られる絵描き歌の俗称。歌にあわせていろいろな絵ができて行くが、最終的に出来上がる特徴的な絵を歌詞中で「かわいいコックさん」と称している。
東京のわらべうた。作詞・作曲者は不詳。1964年から1965年にかけて、NHKの『うたのえほん』で歌われたことにより、広く全国に知られるようになった。
民族音楽学者で当時、東京芸術大学の教員だった小泉文夫が楽理科の学生らとともに採集した楽曲。小泉の研究室を訪ねた『うたのえほん』の担当ディレクター岡弘道が番組にふさわしい曲として見出した。わらべうたの旋律をもとに間宮芳生にピアノ譜の作曲(編曲)を依頼。中川順子の歌で放送された。