世界を舞台に活躍する動物写真家・岩合光昭が各国を巡り撮影を続ける中で、見つめ続けている対象がある。それは、日本人の心の中の「ふるさと」。四季それぞれの美しさが際立つ日本。春夏秋冬を通じて、日本の原風景に出会う時、そこに「ふるさと」を感じるのではないだろうか。
青森県津軽地方。花咲く春、夏の祭り、リンゴ実る秋、そして深く長い冬。岩合は、この地に日本の原風景を見、1年をかけて子ネコと人との暮らしを撮影した。津軽の四季、そこに生きる子ネコのたちの物語。写真からは、どこか懐かしい「ふるさと」を感じさせてくれる。