ぎょう虫検査を、はじめから「自分独りでやった」という人はいないだろう。たぶん幼稚園の頃、お母さんからパンツを下ろされ「ワンワンちゃんになりなさいっ」あるいは「モーモーさんの真似をしてごらん」と言われ、四つん這いになった瞬間にペタリ&グニグニとやられたはずだ。セロファンは2色のシールになっていて、1日目は黄色、2日目は青色を使うように書いてあった。シールには渦巻きの模様が書いてあり、「ここに命中してくれぃ」という感じのものだった。
ぎょう虫は夜間肛門付近(肛門の襞の間など)へ卵を産みつけていきますので寝込みにお尻ペッタンでは卵が産みつけられておらずまた、場合によっては、ぎょう虫のお母さんもはいでてきていないので、正式な検査になりません。朝起き抜けに(用便前に、なるべく布団の上で)四つんばいにさせて、肛門をよくひらいて(肛門のヒダをひろげさせてあげて)産み付けられてている沢山の卵を採取してあげましょう。
驚くことに、現代もピンテープの見た目は私の時代となんにもかわらない。私が小学生だったころからだから、少なくとも40年以上はたっている。小さな紙の封に入っていて、やり方の説明が袋の面に図解されてる。