青森県弘前市を舞台とした人気アニメ「ふらいんぐうぃっち」とコラボレーションした初の周遊型謎解きゲームイベントが、同市など津軽地域4市町を会場として10月29日から始まった。ゲーム参加者が各地の観光施設などを実際に歩き、隠された手掛かりを見つけながら謎を解いていく仕組みで、アニメファンら若年層の誘客促進にもつなげていく。
参加者は弘前市、黒石市、五所川原市の観光施設などを数カ所ずつ巡り、市ごとに設定された謎を解いていく。3市をクリアすると、今別町の最終ステージに挑戦できる。全ステージを終えると特典がもらえるという。
スマートフォンやタブレット端末を使い、ゲームパンフレットに記載された専用モバイルページを立ち上げてゲームを進める。期間は11月30日までで、参加料は無料。モバイルページでは、このゲームのためにアニメの声優が収録した音声を楽しむこともできる。
青森県とコンテンツ・ツーリズム実行委員会(事務局・県観光企画課)が、ゲーム大手のタイトー(東京)に委託して実施する。同課担当者は「ステージに組み込まれた観光地を知ってもらい、ゲームも楽しんでもらいたい」と話した。
ゲームパンフレットの配布場所は次の通り。
▽弘前市 弘前駅観光案内所、市立観光館、まちなか情報センター、藤田記念庭園、りんご公園
▽黒石市 松の湯交流館、津軽黒石こみせ駅、スペースまごや、津軽伝承工芸館
▽五所川原市 立佞武多(たちねぷた)の館、津軽鉄道金木駅、太宰治記念館「斜陽館」
▽今別町 道の駅いまべつ