京橋グランシャトービルは、大阪市都島区にある総合レジャービル。その奇抜な外観と深夜を中心に放映される特異なCMによって関西一円に知られる。林商事株式会社が運営している。
当ビルの名を高めたのは、開業以来深夜帯に放映されている同社のテレビCM。「♪京橋は…」で始まり、店の前でもエンドレスで流されているCMソングは、聴く者に極めて強烈な印象を与える。「オレたちひょうきん族」で明石家さんまらがネタにしたため、近畿一円に留まらず全国的に著名になった。
グランシャトーの名を高めたのは、1980年代末頃まで放映されていた、佐藤B作似の素人中年男性がグランシャトービルで楽しむものである。かかるCMは1971年に撮影されたものとされるが、その後、年月を経てもなんら撮りなおされること無く、20年ほどそのままで放映されたことから、街の雰囲気や人々の服装などが放映末期には非常に時代遅れとなっていった。しかし、それがかえって関西地方の人々の心をつかむこととなり、グランシャトーが伝説の存在となっていった。