アース・ウィンド・アンド・ファイアーは、アフリカ系アメリカ人によるファンクミュージック・バンド。ファンク、ソウル、ジャズにポップミュージックを組み込み、R&Bの世界を開拓した。ディスコが全盛だった1970年代から1980年代を象徴するバンドとして知られる。
1970年代の全盛期は、モーリス・ホワイトとフィリップ・ベイリーのツインヴォーカルに重厚なホーンセクションが特徴であった。1980年代前半には、他バンドに先駆けてコンピューターを利用した電子音を採り入れ、実験的な曲創りにも取り組んだ。アメリカ国内だけでなく日本をはじめ世界的な人気も高く、1970年代から何度か活動停止と再開を繰り返しつつも定期的にヒット曲を放ち、世界でのCD・レコード総売上は9000万枚以上。グラミー賞を6回受賞し、2000年にロックの殿堂入りを果たしている。