サロスNo.145の皆既日食が日本で最初に見られたのは、北海道の富良野から知床半島にかけてでした。撮影された写真は全て東京理科大学天文研究部が羅臼岳の山頂で撮ったもので、著作権も東京理科大学天文研究部にあります。
写真そのものはネットで見つけたものが経年劣化で彩度が落ちていたので、Photoshopのトーンカーブで色温度を落としました。これで当時見られたままの写真が再現できたと思います。
右の記事は、毎日新聞社が発行した網走皆既日食翌日の新聞です。記事が小さくて読みづらいので、写真だけご覧ください。
サロマ湖畔の砂洲のDATA
43° 59´ 43.3" N △T=35.0s
144° 40´ 08.9" E
Magnitude at mid eclipse : 1.005%
Moon/Sun size ratio : 1.000
total solar eclipse : 33.5s
Event Date Time (UTC+9) Alt Partial
(C1) : 1963/07/21 03:22:22.2 -06.2° 0.00%
(C2) : 1963/07/21 04:13:50.3 +01.7° 100.00%
(MAX) : 1963/07/21 04:14:07.0 +01.7° 101.440%
(C3) : 1963/07/21 04:14:23.8 +01.8° 100.00%
(C4) : 1963/07/21 05:09:24.6 +10.9° 0.00%
タイトル : コロナと本影錐
撮影者 : 東京理科大学天文研究部
撮影日時 : 1963年7月20日19時14分13秒(UT)
撮影場所 : 日本、北海道、羅臼岳山頂
(北緯44度04.37分、東経145度07.63分)