タクツァン僧院はブータン王国の西部にあるパロ市の10km北にあり、岩盤斜面がほぼ垂直となったパロ渓谷の崖の上に沿って建てられている。現在の建物は1998年4月19日に火災によって全焼し、その後2005年に再建された。タクツァンとは、虎の隠れ家を意味する。
パロから車で20分ほどでタクツァン僧院の登り口まで行くことが出来る。そこから歩いて登るしかない。登り口からタクツァン僧院までの道は、舗装のない坂道となる。坂道がきつく普通の人でも歩いて3時間ほどかかるため、所々に休憩所やカフェテリアが用意されている。第一展望台と第二展望台があり、体力に自信のない人はここで帰途に着くことも多い。
タクツァン僧院に入る前にカメラを預ける場所がある。カメラの持ち込みは厳禁になっているので、タクツァン僧院内部を撮影することはできない。僧院内部は意外に広く、全体に坂を利用した造りとなっている。