「世界の国からこんにちは」は、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)のテーマソング。作詞:島田陽子、作曲:中村八大。1967年、三波春夫、坂本九、吉永小百合など複数の歌手による競作で各社からレコードが発売され、総売り上げは300万枚を超えた。中でも三波春夫盤が最高の売り上げを記録し、140万枚を売り上げるミリオンセラーとなった。
1970年には大阪万博開催記念切手がリベリアで発行され、三波が登場した。その切手の上部には本楽曲のフレーズの一部が日本語で綴られている。日本の芸能人が海外の切手に登場したのは三波が初めてのことだった。
三波は生涯を通じて本楽曲を歌い続け、三波春夫の代表曲の一つとして知られている。1994年の三波の『芸道55周年記念リサイタル』で三波本人が東京オリンピックのテーマソングである「東京五輪音頭」と本楽曲を「生涯の宝物でございます」と語っている。