$ 0 0 英語を話すガイドさんを公園のトイレの前で撮影(26)路上での丁子干しトイレが近い人は公園のトイレまで行けるとのことで、早速用を足しに行きました。いつもバスの前で英語で案内してくれるガイドさんが鍵が掛かっていないドアを閉めるために立っていたので、美しい姿を撮りたくて空気を読まずに撮ってしまいました。嫌な顔をせずに応対してくれて嬉しかったです。その後、バスは島の反対側へ移動しました。島の西北部は集落もまばらでしたが、路上で丁子を干していました。バスを止めて付近を歩いて民家の丁子干しをしている現場に向かいます。あまり車の往来が無いせいか、干している周りを石で囲っているせいか分かりませんが、綺麗な状態で干されていました。スパイスのクローブ(丁子)はクローブの開花前のつぼみを乾燥させたもの。収穫したつぼみを乾燥させると、すぐ黒くなります。非常に強い香気をもっていて、インドネシアにはクローブ入りのタバコもあります。クローブは胡椒と同様に肉の臭みを消す働きがあるのでヨーロッパで珍重されました。インドや中国では、紀元前から殺菌・消毒剤に使われていたそうです。路上での丁子干しバスが止まっている反対側から道路を撮りました。後で日本語が出来るガイドさんに路上で出ている旗の意味を聞いたところ、特に意味はないとのこと。インドネシアの正月を祝って旗を出しているらしいです。筆者の田舎は青森県弘前市ですが、旅行で下北半島の西海岸へ行ったとき、駐車場にひじきを干しているのを知らず、バックで車を止めようとして周りの人から「アー」と言われたことを思い出しました。謝ろうと車を降りようとしたら、そのまま行っていいとのこと。ひじきの一部は、車の轍になっていました。田舎ではどこも路上で干す文化があるようです。テルナテ島北部の一般道路ナツメグはナツメグの種子を乾燥させたもの。樹高は10-20mにもなり、種まきから収穫まで7年ほどかかります。果実は杏に似た卵型で、成熟すると果皮が割れて網目状の赤い仮種皮につつまれた暗褐色の種子が現れます。和名は、ニクズクと言います。この種子をムシロの上で乾燥します。スパイスとしては、仮種皮の部分だけを集めたものがメース。種子の部分を粉砕したものがナツメグ。肉料理や魚料理の臭みを消すため、6世紀にヨーロッパに入ってきました。大航海時代もナツメグとクローブはモルッカ諸島の特産で、列強はこの島の支配権を巡って争いました。ナツメグの種子を乾燥干してあるナツメグとクローブ:しゃがんで説明しているのは日本語が話せる現地のガイドさんです管理者に無断での使用・複製・転載・流用禁止