$ 0 0 キャシロンCM 1978年(25)丁子の生産地モスクの観光を終えて、すぐバス移動が始まりました。昼までテルナテ島を一周する観光です。恐らくホテルをチェックアウトしてからテルナテ空港を出る時間が長いので、その埋め合わせなのでしょう。テルナテ島は丁子の数少ない産地として知られ、ヨーロッパ人が到達する以前から中国人やマレー人の商人が訪れて丁子貿易で栄えた島でした。チョウジノキは熱帯多雨原産の中高木であり常緑樹。種子から発芽し20年で10メートルほどの高さに成長します。作物としてのクローブ(丁子)は7-8年目頃から収穫が可能です。丁子は熱帯多雨の地域が原産でり、温室で十分に管理すれば栽培は可能ですが、露地植えでの商業栽培に適する地域は限られます。7月から9月と1月から2月つぼみを付け、年2回収穫をします。花弁は本木の高い場所になるため、かつては高い作業櫓を建てて手摘みをしていました。これが商品の価格の高さにも反映します。現在では枝や葉からもクローブオイルが抽出できるため、作業者が直接クローブの木にのぼり枝ごと切り落とします。丁子とナツメグのパック詰めテルナテ島の中部にある遺跡の脇で丁子がパックで詰められたものが売っていました。暑かったので避暑になった店の前で撮った写真です。幾らか分からなかったのですが、買えば袋も付くので衛生的でした。道中は熱帯地方らしく椰子の木が目立ちました。山道はバスのスピードが速かったので、車窓から映すタイミングが難しかったです。一軒家の多い住宅地では、丁子の栽培をしているようでした。1978年に放送されていたTBS系列のアップダウンクイズでキャシロンのCMがありましたが、バスの中でその場面を思い出していました。同じ国でも違う島のロケだったようです。椰子の木椰子の木が群生している地域を抜けてしばらくすると、テルナテ島北部の島を見られる海岸と公園がありました。なんて言う島か分からないのですが、Google地図で見るとPulau Hiliと書かれていました。今回の皆既日食は南へ行けば行くほど継続時間の長くなる皆既帯だったのですが、もし北へ行けば行くほど継続時間の長くなる皆既日食なら、ここが良いロケーションになっていたでしょう。人口も希薄でギャラリーも少なかったに違いありません。人口が少ないので島影も海岸線も綺麗です。波も穏やかでした。Pulau Hili赤道直下ですから相変わらず日差しが強くて暑いのですが、海風が吹いているので心地いい気がします。海岸の手前に椅子と日よけがあって、くつろげる作りになっています。ここでしばらく自由時間となるので、綺麗な海岸線を見物に行かれる方が数名いました。暑がりの私は日よけで過ごしていましたが、ツアーのガイドさんが2人で重いクーラーボックスを持って来てくれました。中には氷が入ったファンタやコーラなどが入っています。ミネラルウオーターが入っていれば一番良かったのですが、ファンタをいただきました。海岸の椅子と日よけ管理者に無断での使用・複製・転載・流用禁止