金森赤レンガ倉庫は、北海道函館市にある赤レンガ倉庫群の名称。金森商船株式会社が管理・運営を行う。金森商船は、大分県出身の実業家、初代渡邉熊四郎が明治時代に開業した「金森洋物店」が起源である。現在はショッピングモールやビアホール・レストランが入居する、函館の観光名所となっている。この地域一帯は重要伝統的建造物群保存地区、街並みは北海道遺産に選定されている。所在地は、北海道函館市末広町14番12号。トレードマークの「曲尺」に「森」の字は、金森洋物店の商標である。[写真は弊ブログ管理者が撮影]
金森赤レンガ倉庫は函館市末広町に位置し、函館湾に面したウォーターフロントに立ち並んでいる。現在営業している施設はイベントホール・レストランなどの店舗が入居する商業施設「BAYはこだて」、展示ホールや函館ビヤホールが入っている「函館ヒストリープラザ」、アンティークなどの輸入雑貨やクリスマス用品を扱う「金森洋物館」、コンサートや展示会、ウェディングプランも引き受ける「金森ホール」が主である。また、1020坪に及ぶ金森倉庫は、現在も倉庫として利用されている。
広さおよそ440m2・約200名が入場可能な金森ホールでは、これまで秋吉敏子や田代慎之助をはじめとするコンサートが行われているほか、アンディ・ウォーホル展、ヒロ・ヤマガタ展などの展示会が行われている。その他、レンガ倉庫をかたどったクッキーなど、日本各地・世界各国より年間150~200万人に上る観光客へ向けたお土産品も取りそろえている。
毎年12月に行われるイベント、はこだてクリスマスファンタジーでは、姉妹都市のカナダ・ハリファックス市から贈られる巨大なクリスマスツリーに装飾が施され、金森倉庫群前の海上に設置される。倉庫前はツリーの点灯式会場となるなどイベントが行われ、夜になるとツリーのイルミネーションが行われる。