「バレンタイン・キッス」は、国生さゆりの楽曲であり、代表曲でもある。楽曲は秋元康により作詞、瀬井広明により作曲され、国生さゆりwithおニャン子クラブ名義でリリースされている。当時在籍していた女性アイドルグループ・おニャン子クラブからのソロデビューシングルとして1986年2月1日に発売された。バックコーラスは白石麻子と渡辺美奈代(いずれもおニャン子クラブ所属)が担当した。
曲の部分は、もともと作曲の瀬井広明が当時のCBSソニーに持ち込んだデモテープが発端である。瀬井は「バンドで出したい」と所望するが、ディレクターの回答は「曲だけ欲しい」。その結果、国生さゆりのヴォーカルで発売されることになった。
本曲はクリスマスと共に、一大年中行事と化した2月14日のバレンタインデーの季節には定番の曲として知られる。2000年代末~2010年代初頭時点では、本曲に加えてPerfumeの「チョコレイト・ディスコ」がバレンタインデーの定番曲として知られる。
但し、実際にはバレンタインデーの前日となる2月13日の歌である。1986年2月14日放送の「夕やけニャンニャン」で「明日」の部分を「今日」と歌った。これ以降も、2月14日にこの曲を歌う場合は同様に変えることがある。また、歌詞のサビの部分では「バレンタインデー・キッス」と繰り返されているが、曲のタイトルは「バレンタイン・キッス」である。