科学者たちは、太陽系内に新たなる9個目の惑星を発見したと確信している。その惑星は木星の4倍もの大きさがあり、今まで発見されなかったのは、太陽と地球間の数千倍という遠距離軌道を回っていたためとされている。その惑星は、太陽系を取り囲むように存在している小天体群「オールト星雲」の周辺にあるそうで、惑星の名前を「Tyche(テュケ)」と言う。Nasaは宇宙望遠鏡「ワイズ」で証拠データを既に収集しており、現在は詳細な調査が行われている。
イジアナ大学のダニエル・ウィットマイアー教授は、2年以内には「Tyche」の存在が証明されるのではないかと見ているそうだ。ウィットマイアー教授は、この惑星は水素とヘリウムによって構成されており、木星と同じような環境で、リングと雲を持っていると推測している。推定温度は-73度であろうとも。ちなみに命名された「テュケ」とは、ギリシア神話に出てくる女神の名前で、姉妹にネメシスを持つ。