ウンブリエル (Uranus II Umbriel) は、天王星の第2衛星で、天王星の5大衛星の1つである。内側から13番目に回っており、3番目に大きい。写真はボイジャー2号の撮影した、南半球のものだけである。
表面は天王星の大型衛星の中で最も暗い。同じような大きさのアリエルの約半分のアルベドである。因みに、アリエルとウンブリエルのどちらが大きいのかは、はっきりしていない。構成物質の大部分は水の氷、その他に珪酸質の岩、メタンの氷である。
ウンブリエルの目立つ特徴は、赤道付近にある明るい環状の構造物である。Wundaと名付けられている。クレーターの類のようであるが、形があまりに精密なため、結局のところ謎とされている。
41億年前から38億年前、表面に大量のクレーターを形成した。この時アリエルとチタニアも多くのクレーターを作ったが、ウンブリエルが最も多くクレーターを作ったとされる。クレーターは、形成以来ほとんど変化していないと推測されている。