三重連の峠 1/2昭和45年放送。秋田・青森間の矢立峠を越える蒸気機関車D51三重連と周辺の様子。鉄道が近代から現代への変化を終える頃の映像です。
D51は昭和11(1936)年の製造開始以来、最も大量に生産された蒸気機関車でデゴイチの愛称で親しまれました。奥羽本線で屈指の峠越えの難所といわれているのが、秋田県と青森県の境にある矢立峠です。かつてはデゴイチの三重連を始め、C57、C60、C61などのSLが活躍していました。昭和46(1971)年には全長3180mの矢立トンネル経由の新ルートが完成し、勾配が緩和されました。峠の付近には温泉郷が点在しています。
三重連の峠 2/2