美ヶ原温泉は、長野県松本市(旧国信濃国)にある温泉。松本市の郊外、標高800mの山麓に温泉街が広がる。美ヶ原高原とは直線距離で十数km離れている。
歴史ある温泉街であり、古くからの町並みが残り22件の宿がある。この町並みは「松本市景観百選」にも選ばれている。 また、ホテル翔峰というアルピコグループが経営する近代的な大きなホテルもある。共同浴場は現在1件で「白糸の湯」が存在する。白糸の湯はそば打ち体験が出来る研修場が備えられている。
歴史は古く、開湯は奈良時代である。江戸時代は松本藩の御殿湯である「山辺茶屋」が置かれた。温泉名が美ヶ原温泉になったのは昭和30年代に入ってからで、それ以前は「白糸の湯」、「山辺の湯」、「束間の湯」という名称で呼ばれていた。「白糸の湯」は、共同浴場へとその名が受け継がれている。1983年(昭和58年)3月28日 - 環境庁告示第27号により、国民保養温泉地に指定。