■パルとポソとルワクのDATA
パル(Palu)は、インドネシアのスラウェシ島中部スラウェシ州の州都で人口は約33.5万人。ここを起点にすると、各地へのアクセスが容易になります。パル市街のDATAは、皆既中心線が近い南部のムティアラ空港を表示しています。皆既中心線に向かって南へまっすぐ伸びる道がありますが、ポソに近いので身の安全が脅かされます。
パルは治安が悪くポソは危険な街なので、皆既継続時間が長いルワクで観測するのもお勧め。
パル市の3月の平均雲量は62%で皆既中の太陽高度は37度。衛星画像を参照。
ポソ市の3月の平均雲量は60%で皆既中の太陽高度は38度。
ルワクの3月の平均雲量は59%で皆既中の太陽高度は41度。
Mutiara Airport Palu
(パルのムティアラ空港駐車場付近)
0° 55´ 12.4" S △T=68.2s
119° 54´ 23.5" E
Magnitude at mid eclipse : 1.00685%
Moon/Sun size ratio : 1.03793%
total solar eclipse : 2m 10.9s
Event Date Time (WITA) Alt Partial
(C1) : 2016/03/09 07:27:51.4 +19.2° 0.00%
(C2) : 2016/03/09 08:37:45.7 +36.7° 100.00%
(MAX) : 2016/03/09 08:38:50.9 +36.9° 100.68%
(C3) : 2016/03/09 08:39:56.6 +37.2° 100.00%
(C4) : 2016/03/09 10:00:36.9 +57.3° 0.00%
パルから飛行機が飛ばない日はルワクまでは、車で12時間ほど山岳ローカルバスのドライブになります。マカッサルからの飛行機も1日1便なので旅行は十分余裕をとった計画にしましょう。
右の写真は、ルワク北部の高台からルワク市街が撮影された写真です。未舗装で土の道路が広がりますが、地面はしっかりしていそうなので観測地に向く場所だと思います。ルワク市街より北へ行けば行くほど皆既継続時間が延びるので、水平線をバックにしたコロナの写真が撮れるかも知れません。
ガルーダ・インドネシア航空では、北スラウェシ州マナド市のサム・ラトゥランギ空港からルワクへ発着する路線が2015年内に増設されます。ちなみにルワク空港はルワク市外の南側にあり、皆既日食継続時間も市街より11秒も短くなります。
Luwuk city (ルワク市街)
0° 56´ 25.1" S △T=68.2s
122° 47´ 48.3" E
Magnitude at mid eclipse : 1.01357%
Moon/Sun size ratio : 1.03894
total solar eclipse : 2m 51.3s
Event Date Time (WITA) Alt Partial
(C1) : 2016/03/09 07:30:08.5 +22.7° 0.00%
(C2) : 2016/03/09 08:41:48.7 +40.6° 100.00%
(MAX) : 2016/03/09 08:43:14.0 +40.9° 101.35%
(C3) : 2016/03/09 08:44:40.0 +41.3° 100.00%
(C4) : 2016/03/09 10:07:16.3 +61.8° 0.00%
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