インドネシア皆既日食の概要 (UTC+7)
■観測場所の天候
この皆既帯は、2016年3月9日に西大平洋を通過します。最初は熱帯収束帯が居座るインドネシアの島々を通過するので、この地域では雲間からの観測となるでしょう。
Jay Anderson氏より抜粋した資料によると、赤道をまたいで熱帯収束帯が居座るインドネシアの島々では雲量が多くてあまり観測に向かないことが分かります。晴天率を求めるなら、ミクロネシア連邦の島々が最適です。
皆既帯付近で一番晴れやすい地域は米領ウェーク島ですが、99%の部分日食となってしまいます。一番無難なのは、グアム島から船舶をチャーターしてマリアナ海溝付近の皆既帯に行くしかありません。ミクロネシア連邦に属するヤップ州の島々には僅かながら皆既帯が掛かる環礁があります。ここでは、皆既帯が通過する島と環礁について天候の概略と共に説明します。
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