土台から切り離されてから、およそ2カ月。弘前城天守がおよそ80メートル離れた目的地に到着しました。曳屋工事は2015年10月17日が最後の移動で、残る距離は4.3メートルです。午前8時40分、天守は動き始めます。最後の移動を見届けようときょうも大勢の人が詰めかけました。きょうの移動開始からおよそ1時間40分後の午前10時20分ごろ、その時を迎えます。天守は今後、ジャッキダウンされ、10月24日に仮の天守台に納まります。
弘前城本丸石垣修理事業に伴う天守曳屋工事は17日、最後の水平移動となる三次曳屋が完了しました。多くの市民らが固唾をのんで見守る中、天守は仮天守台に向け4.3メートル移動。この2日間で計17.45メートル動き、仮天守台に乗り上げました。