弘前城石垣大改修に伴う曳屋工事は、2015年9月3日に天守を水平方向に初めて動かす「一次曳屋」を行い、本丸内側、北西方向に5.85メートル移動し、初日の工程を終えた。天守の移動は前回の石垣改修が終了した1915(大正4)年以来100年ぶり。一次曳屋は4日まで実施し、初日と合わせて計約22.3メートル天守を動かす。
石垣修理に伴い、国の重要文化財の天守を解体せずに動かす約100年ぶりの「曳屋」工事が行われている弘前城(青森県弘前市)で3日、重さ約400㌧の天守の移動が始まった。10月下旬までに、70㍍離れた仮設の天守台へ到着する予定。