2006年初頭のコニカミノルタによるカメラ事業撤退に伴い、αマウントシステムをはじめとしたデジタル一眼レフカメラ関連事業が一括してソニーへと譲渡された。旧ミノルタ時代のαシリーズは海外では別のブランドで展開していたが、ソニーは世界中でαブランドに統一して使用している。
ソニーに旧コニカ・旧ミノルタの技術者もその多くが吸収雇用されており、それぞれが培ってきた一眼レフカメラの技術や光学テクノロジーをベースにCCDイメージセンサの開発やサイバーショットの画像エンジンなどのソニーの技術を活かしたシステムとなる。コニカミノルタ時代には自社技術として持ち得なかった半導体技術をソニーから大幅に取り入れられたことで、デジタルカメラとして大きく進歩した。
ソニーα99(2012年10月26日発売)は、ソニーα900の後継機種だが、Aマウントである事・イメージセンサーのサイズ以外共通点は無い。最大毎秒6コマの高速連写が可能。新開発の超高感度有効約2430万画素「Exmor」35mmフルサイズ HD CMOSセンサー、有機ELを採用したファインダー「XGA OLED Tru-Finder(トゥルーファインダー)」を搭載。AVCHD形式の1920x1080/60p・24pのフルハイビジョン動画撮影も可能。本機は35mmフルサイズセンサーを搭載したサイバーショットRX1およびハンディカムNEX-VG900と同時に発表された。アクセサリーシューにハンディカムと共通のマルチインターフェースシューを採用。MINOLTA AF REFLEX 500mm F8と2倍テレコンバーターと併せ長焦点で皆既日食を撮影したい。