MINOLTA AF REFLEX 500mm F8は、AFセンサーとミラーレンズ構造の工夫により、AF化を達成した反射望遠レンズで、通常の屈折式望遠レンズと異なり、反射光学系のため画質低下の要因となる色収差が基本的に発生しないため非常に鮮鋭な画像が得られる。フォーカスホールドボタンを装備し、操作性にも配慮。レンズ全長も短く、超望遠ながら驚くほどの軽量・コンパクト化を実現し、機材を軽くしたい山岳写真や動物写真など自然の撮影などの用途に最適。独特のリング状のボケも魅力的となっている。皆既日食のコロナやダイヤモンドリングを撮影するのに、これほど軽量で長焦点なレンズは見ない。1991年から長年愛用しているレンズだが、そろそろ買い替えが必要な時期でもある。
500mmの焦点距離を持ちながら、小型・軽量でAFも可能。“α”本体の手ブレ補正機能により、超望遠域にある被写体も手持ち撮影できる。さらにAPS-Cサイズと組み合わせると、35mm判換算で750mm相当になる。また、反射望遠レンズのため絞りは存在しない。被写体の明るさをコントロールするために、ND4フィルターが付属。
500mm F8 Reflexの小型・軽量さは、機動性が求められるスポーツの撮影にも最適。絞りはF8とやや暗めながら、ISO感度を800程度に上げればシャッター速度が高速にできるため、被写体ブレも抑えられる。反射望遠レンズは、構造上の特徴から光源のボケが独特のリング状の形になる。この独特のボケの形を生かした表現も魅力的である。