ミノルタα-7xi(1991年6月発売)は、αシリーズの第三世代モデル。「ゼロタイムオート」 を称し第二世代型αシリーズをより自動化したもの。ミノルタ独自のグリップセンサー、ファインダー接眼部下部のセンサーにより構えただけで自動露出機構とオートフォーカスが作動、必要とあらばミノルタとしては初採用のポップアップ式フラッシュが動作し、さらには電動化されたズームレンズのズーム機構までが適切と思われる画角まで自動的に制御され、まさに使用者は「ただシャッターボタンを押すだけ」となる。しかしユーザーはここまでの自動化を求めてはおらず、さらにそれまでのαシリーズと一線を画すデザイン、大きさのため登場と同時に不評を買った。また多機能さと引き換えに操作性は複雑で、この点は同時期の他社一眼レフカメラも同様の傾向にある。機能面ではオートフォーカス測距点の追加、14分割測光の採用、巻き上げコマ速度のアップなどで、この点も同時期の他社のオートフォーカス一眼レフカメラとの差はほとんどない。ミノルタ独自のカードシステムは引き続き採用され、電動式ズームレンズと組み合わせて使用する「ファンタジーカード2」などが用意された。
ミノルタα-7xi(1991年6月発売)は、αシリーズの第三世代モデル。「ゼロタイムオート」 を称し第二世代型αシリーズをより自動化したもの。ミノルタ独自のグリップセンサー、ファインダー接眼部下部のセンサーにより構えただけで自動露出機構とオートフォーカスが作動、必要とあらばミノルタとしては初採用のポップアップ式フラッシュが動作し、さらには電動化されたズームレンズのズーム機構までが適切と思われる画角まで自動的に制御され、まさに使用者は「ただシャッターボタンを押すだけ」となる。しかしユーザーはここまでの自動化を求めてはおらず、さらにそれまでのαシリーズと一線を画すデザイン、大きさのため登場と同時に不評を買った。また多機能さと引き換えに操作性は複雑で、この点は同時期の他社一眼レフカメラも同様の傾向にある。機能面ではオートフォーカス測距点の追加、14分割測光の採用、巻き上げコマ速度のアップなどで、この点も同時期の他社のオートフォーカス一眼レフカメラとの差はほとんどない。ミノルタ独自のカードシステムは引き続き採用され、電動式ズームレンズと組み合わせて使用する「ファンタジーカード2」などが用意された。