作中、いくつかの小道具が、それぞれの思い出や関係に影響している。ここではその中でも特に象徴的なものを記述する。
真っ赤な麦わら帽子
全編を通して、恭介とまどかの思い出となる、麦わら帽子。まどかにとって、初恋の人にもらった大切なものであり、恭介にとって、まどかとの出会いを象徴する帽子である。
100段階段
本シリーズの最初と、最後に描かれた階段。実在するのかは明らかにされていない(100段をやや超える似た外観を持つ階段は横浜市緑区と保土ヶ谷区の区境に実在するが関連は不明ではある。しかしながらOVA第2話で、鮎川家の住所は神奈川県横浜市という描写あり)。ジャンプビデオの特典映像には、原作者のまつもと泉の原稿の仕事風景のイメージビデオが挿入されているが、階段のイラストの原稿のとなりに参考にした階段の写真がある。