冥王星にはこれまでに5つの衛星が見つかっており、そのうち3つはカロン、ニクス、ヒドラと名付けられている。2011年と2012年に発見された2つは符号のみが与えられていたが、このたび2011年発見のP4が「ケルベロス」(Kerberos)、2012年のP5が「ステュクス」(Styx)と新たに命名された。
冥王星の衛星名はギリシャ・ローマ神話の冥界のエピソードにちなむというルールがあり、ケルベロスは冥界の番犬、ステュクスは冥界と現世の間を流れる川(および同名の女神)がもとになっている。
2013年2月にSETI研究所のウェブサイトで命名候補の募集と投票が行われ、ケルベロスは2番目、ステュクスは3番目に多くの票を集めた。