未申櫓は、城郭に取りつく敵への攻撃や、物見のために造られました。防弾・防火のために土蔵造りとなっています。現存する3つの櫓はいずれも3層建てで同じような姿ですが、窓の形など細部に造作の違いが見られます。櫓の名前は、天守から見た方角を12支で示したもので、未申は南西に当たります。
未申櫓のある二の丸の一角は、松林を形成します。この櫓とは別に、本丸と西の郭には未申櫓跡がありますが、全くの別物となります。櫓の名前は、櫓のある郭と本丸からの方位を組み合わせて単純につけられているため、似かよった名前が多いのです。基本情報
場 所 弘前城二の丸
建築年代 慶長15年(1610)
構 造 三層三階、入母屋、銅板葺き、濠側には鉄砲狭間
場 所 弘前城二の丸
建築年代 慶長15年(1610)
構 造 三層三階、入母屋、銅板葺き、濠側には鉄砲狭間