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Channel: スチャラカでスーダラな日々
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弘前城二の丸未申櫓

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追手門
弘前城二の丸未申櫓周辺地図

未申櫓は、城郭に取りつく敵への攻撃や、物見のために造られました。防弾・防火のために土蔵造りとなっています。現存する3つの櫓はいずれも3層建てで同じような姿ですが、窓の形など細部に造作の違いが見られます。櫓の名前は、天守から見た方角を12支で示したもので、未申は南西に当たります。

未申櫓のある二の丸の一角は、松林を形成します。この櫓とは別に、本丸と西の郭には未申櫓跡がありますが、全くの別物となります。櫓の名前は、櫓のある郭と本丸からの方位を組み合わせて単純につけられているため、似かよった名前が多いのです。
基本情報

場 所   弘前城二の丸

建築年代  慶長15年(1610)

構 造   三層三階、入母屋、銅板葺き、濠側には鉄砲狭間

弘前城二の丸未申櫓
弘前城二の丸未申櫓・・・2004年4月15日に撮影

未申櫓
未申櫓

未申櫓説明板
未申櫓説明板

岩木山
岩木山・・・手前の建物は、弘前工業高校の校舎です

写真の向こう側は急な断崖絶壁になっており、その下には、弘前工業高校があります。

弘前城は岩木川の河岸段丘沿いに築かれたため高低差が激しく、その上に物見用の櫓まで築かれては、城郭外から敵が攻めてくることは不可能だったでしょう。


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