ケレス (1 Ceres) は、準惑星の1つで、小惑星帯最大の天体。
セレスともいう。小惑星として初めて発見された天体でもあり、小惑星番号1番を持つ。ケレスは小惑星帯における最大の天体で、その質量は小惑星帯の天体の総質量の1/4から1/3を占める。2番目に大きいパラスの質量は、ケレスの1/5。質量はベスタが2番目で、こちらはケレスの1/3.5ほどである。
ケレスは太陽光によって温められていることから、ごくわずかな大気と霜が存在すると考えられている。また形状がほぼ球形であり表面の凹凸が少ない事から、ケレスは岩石の核を持つと考えられている。コーネル大学のピーター・トーマスは、薄い地殻と岩石の核との間に厚さ60 - 120kmの氷のマントルが広がっているというモデルを提示している。