上の図はjanderさんのサイトから抜粋した北大西洋3月の気圧配置と皆既日食帯です。明日起こる皆既日食は、低圧帯で起こるので曇られる観測地が多いです。晴れたら地平線に近い高度で皆既日食が見られるでしょう。
右のアニメは、1997年3月9日にシベリアの荒野で撮影した皆既中の本影錐の移動です。このように平坦な観測地であれば地平線まで観測出来るのですが、以下の画像を見るとお分かりのようにスピッツベルゲン諸島のロングイェールビーンでは山がちな地形が災いして観測場所が限られてしまいます。一番良いのは北極の氷原で観測することですが、遠征費用が200万以上もします。