カシオペアは、JR東日本が上野駅 - 札幌駅間を東北本線・いわて銀河鉄道線・青い森鉄道線・津軽海峡線・函館本線・室蘭本線・千歳線・函館本線を経由して運行する寝台特急列車である。
カシオペヤ座は、北斗七星と同様に北極星を見つけ出すためによく使われる星座であり、この列車が上野駅 - 札幌駅間を寝台で往復することから、JR東日本は、それにちなんでこの列車名を付与した。
E26系客車は1編成しかないため、下りは上野発火・金・日曜日、上りは札幌発月・水・土曜日のみ運行。但しゴールデンウィークと夏季、年末年始は曜日に関わらず2日に1本の運行。このため、定期列車ではなく臨時列車となる。毎年10月下旬~12月上旬は、車両の点検・整備のため運休する。
カシオペアスイート(展望室)は、1号車の車端部にある。構造は平屋で寝台定員は2名であり、ベッドの他に展望部分にリビングスペースを設ける。1部屋のみの設定で、寝台券の確保は特に難しい。座席番号は1号車1番。展望室の通路側にある幅60cmの2つのクローゼット間やベッド間にある楕円窓は、引き戸で閉じられる。シャワールームと洗面所・トイレがある。