ベビンカ(Bebinca 貝碧嘉)はカスタードプディングまたはケーキの一種で、インドのゴア州の伝統的なデザートである。ゴアのカトリック信徒の家庭では、クリスマスを祝って食べられる。人気のあるゴア料理の一つで、ポルトガルやモザンビークのゴア料理店でも食べることができる。マカオや東ティモールでも作られる。「ベビンカ」は台風委員会が定める熱帯低気圧のアジア名に3回選ばれている。
マカオのベビンカには米粉が用いられ、層状には焼かない。またマカオにはベビンカ・デ・レイテ(Bebinca de leite)という牛乳とココナッツミルクを両方用い、米粉の代わりにコーンスターチを用いたベビンカがある。ゴア以外ではギーをバターで代用し、ナツメグで香りをつける。