「裸足の季節」は、1980年4月にリリースされた松田聖子のデビュー曲。松田聖子は、元々資生堂の『エクボ洗顔フォーム』のCMにモデルとして出演するためオーディションを受けたが、自身がえくぼができないために不合格となった。代わりにCMソングを歌うことが決まり、2月末に急遽レコーディングされたのがこの「裸足の季節」。ジャケット撮影も10分ほどで行われた。ジャケットの衣装は自ら新宿で探したものという。
レコーディングは資生堂や代理店の関係者に囲まれる中で行われた。途中、松田聖子は感激のあまり泣き出したという。CMには、松田聖子ではなくモデルの山田由紀子が出演しており「唄・松田聖子」のクレジットが表示されていたものの、山田由紀子が歌っていると誤解されることもあった。そのため当時エクボ洗顔フォームのキャンペーンで、山田由紀子と松田聖子の2人揃ってのサイン会が催された際、山田の方にサインを求める人が集まり、松田の方には人が集まらなかった。