昔の「ゼン(禅)」:1964年発売。黒い日本的でシックなボトル。
今の「ゼン(ZEN)」:2000年発売。白い現代風なボトル。
共に香りの成分は、孟宗竹・伽羅・杉苔・フローラル。昔のと今の違いはフローラル。今でも黒いボトルの「禅」は発売されている。
東京オリンピックを機に、欧米では日本趣味が再流行。資生堂も海外マーケット向けの化粧品開発に取り組み、日本の文化を象徴するものとして知られる「禅」を香りに表現した香水を発売した。
黒漆塗りの落ち着いたイメージのボトルに、高台寺蒔絵を基にした秋の野や庭に咲く草花を金泥で描き、東洋の幽玄を表現している。